農薬なし、添加物なしのお弁当のススメ

浦さん

野菜がどんな風に作られているか、必ず畑に足を運んでいます。

 農作物の栽培方法には、さまざまな種類があります。慣行栽培、特別栽培、有機栽培、自然栽培、と大きく分けると4種類に分けることができます。

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 慣行栽培は、高度成長期の頃から盛んになった農法で、化学合成農薬で虫などを追い払い、化学肥料を使うことで簡単に作物を大きく立派なものにします。これまで重労働で敬遠されがちだった農業も労働負担が軽くなり、多くの農家がこの方法で作物を作るようになりました。
 しかし、実際には体調に変調が現れはじめたことから、自分が食べる作物には農薬や化学肥料を使わない人も多くいます。

 特別栽培は、行き過ぎた農薬漬けの作物に危機感を感じた消費者からの要望に応える折衷案のようなもので、化学合成農薬や化学肥料を慣行栽培の5割以下に抑えて作る農法をいいます。

 現在、わが国では有機栽培とうたえるものは、国が定める基準に沿って許可された農薬や肥料で作る農法を指します。また、堆肥等で土つくりをするうえで作付け前の2年間は国が禁止した農薬や化学合成肥料は使用できません。この条件を満たしたうえでJAS有機認証を申請すると、晴れて有機栽培といえるようになります。しかし、前述の条件からもわかるように、わが国の有機栽培は決して農薬や化学肥料を使わない農法ではないことも知っておいたほうがよいかもしれません。

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 さて、ここからは農薬や化学肥料   を一切使用しない農法もご紹介しましょう。自然栽培は、映画にもなった「奇跡のりんご」で有名になった農法で、農薬や化学合成肥料を一切使用せずに育てます。一つの畑で収穫できる「量」は慣行栽培よりも少ないのですが「質」はとても高く冷蔵庫の中でも日持ちするといわれています。また、これまでの慣行栽培では日がたつと腐ってしまいますが、自然栽培の野菜は「枯れる」ことも知られています。
 その他にも、動物性堆肥を使うものや糠に藁を漉き込み発酵させることで堆肥を作るようなものもあります。自然栽培といってもオーガニック農家の数だけ作り方があるとも言われています。ニンジンやピーマンなど好き嫌いのある方もいらっしゃることと思いますが、このような野菜は一つ一つにちゃんと味があり個性を感じます。また、子供でも好き嫌いなしに野菜を食べるようになった話を耳にします。そして何より自分自身の体は食べ物でできているのですから本当に良いものを食べたいものです。
 ぜひ、毎日の食の選択を美味しく楽しく!そのお手伝いがお弁当でできたら嬉しいです。