オーガニックキッチン 浦 美樹子

「心と身体を整えるお弁当」を目指して…

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 今年も残すところあと一か月になりました。本年もオーガニック・キッチンをご利用いただき誠にありがとうございます。2016年最後の生産者紹介は、「野菜ごろっと弁当」を作っている私たちオーガニックキッチン。
どんな想いでお弁当を作っているのか、皆様にお伝えできれば幸いです。

3つのこだわりと、大切にしていること

弊社には3つのこだわりがあります。

一つ目は農薬や化学肥料を使わずに育てた野菜です。スーパーマーケットなどで売られている慣行栽培のものと比べると味や香りの違いを気づかれることでしょう。

二つ目はおいしいお米です。食味コンテストに入賞するほどのお米を中心に当社の調理方法にあったお米を厳選し使用しています。食べていただくとプチプチでモチモチの食感と噛むほどに広がる甘味を楽しんでいただけることと思います。

三つ目は添加物を加えずに昔ながらの製法で作られた調味料です。天然の塩はそれだけで素材の持ち味を引き出す名シェフです。

ここまでお話ししたこだわりは食材にまつわるものでしたが、私たちがお弁当を作るうえで最も大切にしているものは、食べていただく方の健康と活力ある生活の実現です。そのためにマクロビオティックの考えを積極的に取り入れ、体のバランスを取りやすくするお弁当作りを心掛けています。今日はそんなマクロビオティックについてお話ししていきましょう。

初めて「マクロビオティック」という言葉を聞くと「なんだか難しそう…」とか「新手の宗教?」なんて思う方もいるかもしれませんが、実は難しいものではなく、とても身近なものです。
この「マクロビオティック」という言葉は三つの部分からできています。「マクロ」は、大きい・長いという意味です。「ビオ」は、生命のこと。「ティック」は、術・学を表わします。この三つをつなげると、「長く思いっきり生きるための理論と方法」と訳すことができます。

皆さんには「やりたいこと」がたくさんある事と思います。仕事や旅行、スポーツ、好きなことを思いっきりできるのも、心と体の健康があるからこそです。
しかし、私たちの食生活を振りかえってみると友人との会食や仕事での接待などで「つい飲みすぎちゃった…」、「甘いスイーツを連日食べちゃった…」などなど、理想の食生活を送ることができている方はアスリートでない限り少数派ではないでしょうか?
例えば、今日は大事なプレゼンが午後に控えている!そんな時にゲンを担いで「ガッツリかつ定食を食べよう!」…。じつはそれが逆効果なのです。消化しにくい肉などをたくさんとると体のエネルギーは食べたものを消化しようと全力で胃や腸に集中します。そうすると途端に午後は眠くなる…という経験はありませんか?
大事な会議や学校の試験などが控えている時こそ、消化によい野菜タップリのおかずと玄米ご飯が最適なのです。他にも、今日は仕事が終わってからデートの日。そんな朝に限ってお化粧ノリが悪くて、吹き出物が…。そうならないために腹八分目で食物繊維が豊富な野菜や玄米を食べていれば、腸が健康になり体の中から美しくなり、お肌にもしっかり現れてきます。
ちょっと食生活を見直すだけで、大事なその時を素晴らしいものに変えることが簡単にできます。

マクロビ的食事法

では具体的に「どのような食事」をとるとよいのでしょう。バランスのとれた食事の目安は全粒穀物を50%、野菜25~30%、豆や海藻10~15%、スープ5~10%。これを基本にしてちょっとダイエットしたい時には、全粒穀物を30%まで減らしてその分野菜を45~50%に増やすとよいと思います。毎食で考えるのは大変という方は、一日の中でバランスをとったり、もっとラフに考えて一週間単位でバランスをとるだけでも効果を体験できることでしょう。
食と向き合うことはとても大切なことですが、気持ちが窮屈になってしまっては元も子もないですよね。まず、試しに始めてみて楽しく自分にあった食べ物や食べ方を選んでみてください。
オーガニック・キッチンは、皆さんの「心と体を整える」ことを目指し、“基本のバランス”になるようにメニューを考えてお弁当を作っています。もちろん、お弁当なのでスープはないのですが・・・

食べるものがその人を作る

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西邨マユミさん

話は変わりますが、私の師匠である西邨マユミさんは著名な歌手や映画俳優などのパーソナルシェフをされているため一年の3分の2をアラスカやNY、ヨーロッパで、3分の1は日本で仕事をされています。世界を飛び回り多忙な日々を送っているのですが、日本に帰ってきて一緒に仕事をさせてもらったりおしゃべりをしていると、本当に人生を思いっきり楽しみ、やりたいことに向かって進んでいらっしゃっていることを感じます。
セレブたちの難しいリクエストにも、すべて「OK!」と答え、必ず結果を出されているそうです。
そんな彼女の著書の中に「You are what you eat!」という一文があります。「食べるものがその人(精神、身体)をつくる」という意味です。この言葉の中に「みんなが幸せであってほしい」そのために食を通じて発信し続けて行きたいという思いがあるそうです。
私も見習い、オーガニック・キッチンのお弁当に「元気の素」をたくさん詰め込んでお届けしていきたいと考えています。
来年は「食べたあとに感じる」をテーマに一歩進んだマクロビオティック弁当をお届けしていきますのでお楽しみに!

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